ダウ平均60ドル高 自動車関連中心に買い
4日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は自動車関連株などを中心に買い注文が広がり、60ドルあまり値を上げ取引を終えた。
4日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前日比60ドル40セント高の1万9942ドル16セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も47.92ポイント上げて5477.01となった。
この日発表された去年12月の新車販売台数が市場予想を上回った事などからゼネラル・モーターズやフォードなど自動車関連株への買い注文が広がった。また、去年12月に開かれたアメリカの中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)の議事要旨が発表された。その中で多くの参加者が「トランプ政権の財政政策で経済が上ぶれする」との認識を示していた事がわかり、好感された。
この日続伸した事でダウ平均株価は2万ドルの大台まで再び50ドルあまりとなったが、5日以降の動きについて市場関係者は「来週予定されている企業の決算発表などを見極めてからになるのではないか」と話している。