北朝鮮が発射失敗か ICBMの可能性低く
アメリカとの緊張が高まる中、北朝鮮が16日朝、弾道ミサイルを発射し、失敗したとみられている。
北朝鮮がICBM(=大陸間弾道ミサイル)の発射に踏み切ればアメリカとの対立構図は決定的になるが、今回の発射はICBMではないとの見方が出ている。
韓国軍とアメリカ太平洋軍によると、北朝鮮は日本時間午前6時21分に東部の咸鏡南道・新浦付近から弾道ミサイルを発射したが、直後に爆発し失敗したものとみられる。ミサイルの種類については分析が進められている。
アメリカは北朝鮮がアメリカ本土を射程に置くICBM(=大陸間弾道ミサイル)の発射実験に踏み切ることに神経をとがらせているが、韓国軍関係者は「詳しくは明かせないが新浦という場所はICBMを発射するには制限が多く、今回がICBMである可能性は低い」との見方を示した。
アメリカは「トランプ大統領は北朝鮮がミサイル発射に成功しなかったことを認識している。大統領からこれ以上のコメントはない」としている。