北が弾道ミサイル発射 500キロ以上飛行
北朝鮮が12日朝、弾道ミサイルを発射した。トランプ大統領がアメリカの大統領選挙で勝利して以来初めての発射。
去年10月を最後に弾道ミサイルの発射を控えていた北朝鮮だが、4か月ぶりの発射に踏み切った。韓国軍によると、北朝鮮は12日午前7時55分頃、西部の平安北道から弾道ミサイルを発射した。500キロ以上飛行し、日本海に落下したということで、韓国軍関係者は飛距離から中距離弾道ミサイルのノドンまたはムスダンの改良型とみている。
北朝鮮はトランプ大統領の勝利以来、弾道ミサイルの発射を行っておらず、新政権の出方をうかがっていた。しかし、トランプ政権は北朝鮮の核・ミサイル開発を認めない強硬な姿勢を打ち出し、日米首脳会談ではトランプ大統領本人が北朝鮮の脅威への対応が非常に重要な優先課題と指摘した。
韓国軍は北朝鮮に強硬な姿勢をとるアメリカの新政権に対する武力誇示と分析している。