露疑惑巡る記事をCNNが撤回、担当者辞職
アメリカのCNNテレビは27日、トランプ政権とロシアを巡る疑惑の報道で問題があったとして、担当者が辞職したと発表した。トランプ政権はこれに乗じる形でメディア批判を強めている。
CNNテレビによると、ロシア疑惑の報道で社内審査を経ていない記事がインターネット上で公開されていたとして、その記事を撤回し、担当者3人が辞職したという。
トランプ大統領は27日、ツイッターで即座に反応し、ほかの大手メディアも「全てウソのニュースだ」などと激しく批判した。
また、ホワイトハウスのサンダース副報道官も、匿名の情報源をもとにした記事は問題だと強調し、記者と激しいやりとりになった。
記者「あなたのその言い方でメディアの怒りが増大している」
サンダース副報道官「増大しているのはメディアの不誠実さだ。私を非難するのは無礼だと思う」
ロシア疑惑の追及が続く中、政権とメディアとの緊張が高まっている。