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サムスンG事実上のトップ 懲役5年の判決

2017年8月25日 19:56

 韓国の朴槿恵前大統領らに巨額の賄賂を贈ったとして、韓国最大の財閥サムスングループの事実上のトップに懲役5年の判決が言い渡された。

 「サムスン電子」の副会長、李在鎔被告は、グループ内の企業合併に際し、朴政権から協力を受けた見返りに、朴前大統領やその友人の崔順実被告らに対して、日本円で約42億円の賄賂を贈った罪などに問われ検察は、懲役12年を求刑していた。

 25日の判決でソウル中央地裁は、約8億6000万円を朴前大統領からの支援を期待した賄賂と認定し、李在鎔被告に懲役5年の実刑判決を言い渡した。判決では、賄賂について「大統領側からの積極的な要求」があったとしており、朴前大統領の裁判にも大きな影響を与えるとみられる。

 一方、「サムスン」側の弁護士は判決後、「到底受け入れられない」として控訴する方針を示した。