米がユネスコ脱退へ 国際社会から失望の声
アメリカ・トランプ政権は12日、ユネスコ(=国連教育科学文化機関)から脱退すると発表した。国際社会からは失望の声が上がっている。
ユネスコは国連の機関の一つで、世界遺産の登録などを行っている。トランプ政権は声明で、脱退することをユネスコ側に伝えたと発表、同盟国のイスラエルに対する「偏見が続いている」ことなどを理由にあげている。
正式な脱退は来年12月31日付で、以降はオブザーバーとして関与するという。
アメリカ国務省・ナウアート報道官「我々は、ユネスコの改革を求めていて、反イスラエルの姿勢は終わらせないといけない」
国際社会からの孤立を恐れないトランプ政権の姿勢が、改めて示された形。
これに対しユネスコは、「誠に遺憾だ」とする声明を発表、「多国間主義にとって損失だ」と失望感をあらわにした。