中国活動家“習政権のもと人権状況が悪化”
来日している中国の盲目の人権活動家・陳光誠氏がNNNのインタビューにこたえた。陳氏は中国で、習近平政権のもと人権状況が悪化していると非難した。
盲目の人権活動家・陳光誠氏(45)は、中国でひとりっ子政策のもと、妊娠中絶などが強制的に行われていたことを告発し、当局から厳しい監視下に置かれた。
2012年に自宅軟禁から脱出し、アメリカに渡って以降も、中国の民主化を訴える活動を続けていて、今回、日本を初めて訪れた。
陳氏は、今月、新たな指導部を発足させた習近平政権について、「期待することはない」とした上で、統制を強める政権を強く批判した。
人権活動家・陳光誠氏「(習政権の)この5年をみると、人権も言論の自由も、人々が望む姿と大きく違っている」
中国では、ネット上の言論統制が急速に進んでいる。陳氏は、そうした中でも、ネット上にあふれる民主化を求める声を抑えることはできないと指摘した。
人権活動家・陳光誠氏「(近い将来)中国は必ず、なんらかの変革があると思う。人民の基本的な人権と自由が保障される国に向かうだろう」
また、将来中国に戻れた時には、「海外で学んだ、民主社会に関する経験を伝えたい」と期待を語った。