バリ島火山 噴火警戒レベル引き下げ
インドネシア政府は10日、日本人にも人気のリゾート、バリ島の火山について、4段階のうち最高レベルに引き上げていた噴火警戒レベルを1段階下げたと発表した。
バリ島のアグン山は去年11月に約半世紀ぶりに噴火し、その後も、小規模な噴火を繰り返していた。噴火警戒レベルが4段階ある中で最高レベルに引き上げられていたが、インドネシア政府は10日、この噴火警戒レベルを1段階引き下げたと発表した。
引き下げの理由については噴火や火山性地震の頻度が減少し、溶岩の量が減ってきているなどと説明している。引き下げに伴い、立ち入り禁止区域もこれまでの火口から半径6キロの範囲から半径4キロに縮小された。
現地の火山監視当局は「今後も小規模噴火の可能性は残っている」と指摘し、警戒を続けるとしている。