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独メルケル首相、第4次政権に向け抱負語る

2018年3月5日 21:32

ドイツで、大連立政権発足の見通しを受けて、メルケル首相が5日に会見し、第4次政権に向けた抱負を語った。

ドイツでは去年の総選挙以降、5か月以上にわたって政権が発足しない異例の事態が続いているが、第2党のSPD(=社会民主党)が4日、党員投票の結果、大連立政権への参加を承認したことで、第4次メルケル政権が今月中旬に発足する見通しとなった。

メルケル首相会見「次期政権の首相として、国民のために良い成果を出せるよう、全力を尽くしたい」

5日に会見したメルケル首相は、雇用創出や生活水準の向上、さらにEU(=ヨーロッパ連合)のけん引役として強い国づくりを進めるなど抱負を語った。

しかし、長引く政治空白で求心力が著しく低下するなか、連立反対派論がくすぶる社会民主党との連立政権の運営は困難も予想される。