北メディア 正恩氏の電撃訪中を40分放送
北朝鮮の国営テレビは29日午後、金正恩委員長の中国訪問の様子を40分以上にわたり映像で報じた。
映像は走る列車の車窓から始まる。金委員長、李雪主夫人らが車内で中国共産党の幹部らから歓迎を受ける。その後、列車は首都・北京に到着。NNNが捉えていた列車が入った北京駅。厳重な警備がしかれたその中では、歓迎式典が行われていた。
その後、多数のバイクに囲まれながら北京の街中を移動。人民大会堂に到着し、ここでも大々的な歓迎式典が催された。夕食会では、中朝友好の歴史を強調する映像も。しきりに中国の歓待ぶりを伝えた北朝鮮の国営テレビ。中国との絆の深さを強調する狙いもありそうだ。
一方で、中国のメディアでは報じられた金委員長が習国家主席の発言をメモする様子は放送されなかったほか、両者が会談で話し合った「朝鮮半島の非核化」などについては伝えなかった。