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韓国の李元大統領を起訴 全面的に争う姿勢

2018年4月9日 22:35

韓国の李明博元大統領が情報機関や財閥企業から巨額の賄賂を受け取った罪などで9日、起訴された。

韓国の検察によると、李被告は、大統領就任前から在任中にかけ、実質的に所有する会社の訴訟費用を財閥企業に肩代わりさせたり、情報機関の国家情報院に裏金を上納させたりする形で、日本円でおよそ11億円の賄賂を受け取った収賄など、16の罪に問われている。

賄賂の一部は大統領選挙の資金や、家族の生活費などにあてられたとしている。

一方、李被告は、検察の捜査に対して革新系の文在寅政権による保守陣営への政治報復だと反発し、逮捕後の取り調べを拒否。全面的に争う姿勢。

韓国の大統領経験者の起訴は、先週、別の収賄事件などで懲役24年の1審判決を受けた朴槿恵前大統領に続き、これで4人目となった。