イギリス王室のヘンリー王子とアメリカの女優メーガン・マークルさんの結婚式が日本時間１９日に迫った。１８日の「ナゼナニっ？」はロイヤルウエディング見どころを、「ｎｅｗｓ　ｅｖｅｒｙ．」小西美穂キャスターが紹介する。

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■招待客は？ベッカムさんらの名前も…

結婚式は現地時間１９日正午、日本時間１９日午後８時からウィンザー城の中にあるセントジョージ礼拝堂で約１時間、行われる。新郎新婦に付き添う子どもたちの中には、ヘンリー王子のおいとめいにあたるジョージ王子とシャーロット王女がいる予定で、注目される。

式の後、２人は馬車でウィンザー城を出発して、３．５キロをパレード。その後、ウィンザー城に戻って、エリザベス女王主催の披露宴、夜にはチャールズ皇太子主催の披露宴も開かれる。

こうした結婚式と披露宴に誰が招待されているのかも注目で、地元メディアでは、歌手のエルトン・ジョンさんや元サッカー選手のベッカムさんらの名前も挙がっている。


■“一番の盛り上がり”ロイヤルキスはどこで？

注目は、ヘンリー王子とマークルさんがどこでロイヤルキスをするのかということ。ヘンリー王子の兄・ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式では、一番盛り上がったのがロイヤルキスの瞬間だった。場所はバッキンガム宮殿のバルコニー。ヘンリー王子の母・ダイアナさんも、同じ場所でキスをして大歓声が沸き起こった。

このバッキンガム宮殿と、結婚式が行われるウィンザー城は３０キロ以上離れていて、２人が宮殿に行く予定もない。イギリスでは、２人がどのタイミングで、どこでキスを披露するのかが話題になっている。

結婚式が行われる礼拝堂は、ウィンザー城の中にある。式が終わった後、２人は礼拝堂の出入り口から出てくるのではないかと地元メディアは予想。ここには式に出席していない一般の招待客が待ち受けていて、ここでキスするのではないかといわれている。


■マークルさんのドレスや指輪にも注目！

もう一つの注目ポイントは、女優でもあるマークルさんがどんなドレスを着るのかということ。これは当日まで分からないが、婚約のときに着たドレスがオーストラリア出身のデザイナーで、同じ人が手がけるのではないかと報じられている。

ダイアナさんのときはドレスの裾が７．６メートルもあり、イギリス王室の歴史上最も長いものだった。それに比べ、７年前のキャサリン妃のドレスの裾は２．７メートル。イギリスのブランド、アレキサンダー・マックイーンのデザイナーが手がけたものだった。

注目はドレスだけではない。指輪やティアラもどんなものをつけるかが話題になっている。マークルさんの婚約指輪には３つのダイヤモンドがあしらわれている。この両脇の２つのダイヤは、ダイアナさんのブレスレットについていたダイヤが使われている。ヘンリー王子が自らデザインしたもので、「母が常に自分たち２人のそばにいてくれるように」という思いが込められているという。そして、ティアラもダイアナさんが結婚式でつけていたものを使うのではないかという見方もある。


■“ご祝儀不要”慈善団体に寄付を呼びかけ

ダイアナさんが亡くなったとき、ヘンリー王子はまだ１２歳だった。葬儀のときは、棺（ひつぎ）の後ろをうつむいて歩くヘンリー王子の姿が多くの人の胸を打った。去年、ヘンリー王子は地元メディアのインタビューで、母親の死で心の病に苦しんでいたことも告白している。また、ダイアナさんが亡くなった当日に電話で簡単な会話しかしなかったことを「一生後悔する」とも話していた。

ダイアナさんは慈善活動に力を入れていたが、マークルさんも国連の活動でルワンダを訪れるなど、昔から慈善活動に熱心だ。ヘンリー王子は、そんなマークルさんに亡き母の姿を重ねて、ひかれたのかもしれない。

２人は、招待客にウエディングギフトは必要ないと伝えていて、日本でいうところの「ご祝儀やお祝いの品は結構です」と言っている。その代わりに、チャリティー団体への寄付をお願いしていて、王室のホームページでも寄付の仕方を案内している。


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ヘンリー王子は母の死の衝撃もあってか、若い頃はトラブル続きだった側面もあるが、人なつっこくて親近感があり、イギリスでは本当に人気がある。結婚式は日本時間１９日午後８時から。特別な一日になる。