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金委員長の高額宿泊費 肩代わりで調整進む

2018年6月3日 12:00

開催が決まった史上初の米朝首脳会談をめぐり、新たな問題が浮上している。北朝鮮の金正恩委員長のシンガポールでの宿泊費を誰が負担するのか決まっておらず、調整が続いていると、アメリカの有力紙が2日、報じた。

「ワシントンポスト」の電子版によると、12日に開催される米朝首脳会談をめぐり、北朝鮮側は金委員長の宿泊先として、スイートルームが1泊65万円以上の最高級ホテルを希望している。しかし、北朝鮮側が費用を払えない恐れがあり、誰が負担するのか調整が進められている。

「ワシントンポスト」は仮にアメリカが肩代わりしても、北朝鮮が侮辱と受け止める恐れもあると指摘していて、NNNの取材ではシンガポール政府が肩代わりする方向で調整が進んでいるという。

一方、アメリカを訪れていた金委員長の側近・金英哲統一戦線部長は2日、ニューヨークを出発し、帰国の途についた。金部長は帰国後、アメリカとの協議内容について金委員長に報告するものとみられる。