兵力不足のウクライナが受刑者動員 法務副大臣「すでに3000人以上が部隊に」
ロシアとの戦闘で兵力の不足に苦しむウクライナは今年5月、受刑者の動員に踏み切りました。ウクライナの法務副大臣はAP通信に対し、「すでに3000人以上が部隊に配属された」と明らかにしました。
ウクライナでは今年5月の法改正で、一部の受刑者を軍に動員することが可能となり、ウクライナメディアによりますと、刑の免除を期待する受刑者から入隊の申請が殺到しているということです。
ウクライナのビソツカ法務副大臣は先月末、AP通信の取材に対し、「すでに3000人以上の受刑者が仮釈放され、軍の部隊に配属された」と明らかにした上で、「およそ2万7000人がこの制度を利用できる」と述べました。
受刑者「戦争に行くのは困難が伴うが、ウクライナのため何かしたい」
ロシアとの戦闘の長期化で兵力の不足に苦しむウクライナは、「徴兵逃れ」を防止する対策を強化するとともに、受刑者の動員も進め、兵力の補充を急いでいます。