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いよいよ“米朝首脳会談” ポイントを整理

2018年6月12日 6:48

いよいよ12日、アメリカのトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長の会談がシンガポールで行われる。今回の米朝首脳会談のポイントを整理する。

■焦点は「非核化の具体化」

アメリカ側の要求は「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」。

まず「完全」は、核実験・核施設の完全停止、今ある核兵器の完全廃棄すること。そして「検証」は、IAEA(=国際原子力機関)などの査察を受け入れること。そして「不可逆的」、後戻りできないようノウハウや記録、研究成果を国外に持ち出すこと。

これにより、「非核化の達成」したい考え。

■北朝鮮側の対応は…

これに対して北朝鮮側は、制裁の解除や経済支援、体制の保証の約束を取り付けたい考えで、「完全な非核化」というアメリカの要求にどこまで応えるのか。期限を明確にするなどの具体的な約束をするかどうかが注目点。

■今回の“成果”は

トランプ大統領にしてみれば、北朝鮮から非核化をめぐる具体的な妥協を引き出したい考えだが、今回の会談で廃棄への道筋が示されなければ不十分。「朝鮮半島の非核化を目指す」だけでは、批判にさらされそうだ。