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“日本の印象”訪日で改善か 日中世論調査

2018年10月11日 21:48

日中でお互いの国の印象などについて共同調査した結果が発表された。日本側の中国に対する印象が改善しない一方、中国側の日本に対する印象が改善したことがわかった。

調査は毎年、両国で行われるもので、今年で14回目。「相手の国への印象」について中国では「よい」とした人が去年からおよそ11ポイント増加して42.2パーセントとなり、調査開始以来最も高くなった。一方で、日本では「よくない」が去年同様9割近く、改善傾向がみられない。

また、日中関係の現状についても「よい」との判断が中国では3割を超えたのに対し、日本では1割未満と対照的な結果になっている。

日本側の調査を担当した「言論NPO」では、実際に日本を訪れる中国人が増加したことが、対日イメージの改善に貢献している一方、日本から中国を訪問する人は減少傾向にあり、対中感情が悪化したまま停滞していることにつながっていると分析している。