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“新文学賞” カリブ海出身の女性作家

2018年10月12日 21:45

不祥事のため、今年の発表が見送られたノーベル文学賞の代わりと位置づけられる文学賞が12日発表され、カリブ海出身の女性作家の受賞が決まった。

発表したのは、スウェーデンの作家らが設立した「ニューアカデミー」という団体。受賞者にはカリブ海にあるフランスの海外県、グアドループ出身の女性作家マリーズ・コンデ氏が選ばれた。今年のノーベル文学賞は、選考関係者の性的暴行事件を受け発表が見送られたが、「作家がスキャンダルの影響を受けるのはおかしい」として、今年限定で代わりの文学賞が作られたもの。

最終候補には日本の村上春樹さんら4人が残っていたが、村上さんは「執筆活動に集中したい」として辞退していた。授賞式はノーベル賞と同じく、12月にスウェーデンのストックホルムでおこなわれる。