英アンドルー王子“性的虐待”和解が成立
イギリス王室、エリザベス女王の二男、アンドルー王子から性的虐待を受けたとして、アメリカ人女性が王子に損害賠償を求めていた民事訴訟で裁判外で和解が成立したことがわかりました。
アンドルー王子をめぐっては、去年8月、アメリカ人の女性が、17歳のときに王子から性的虐待を受けたとして、ニューヨークの裁判所に損害賠償を求めて提訴していました。
王子は、性的虐待を一貫して否定していましたが、女性側の代理人弁護士が、15日付で裁判所に提出した文書で、裁判外で和解が成立したことが明らかになりました。
文書には、「王子は女性の人格を傷つける意図はなかった」などと記されていて、王子から和解金が支払われた時点で、女性側は訴えを取り下げる予定です。和解金の金額は、明らかにされていません。
また、和解の一環として、王子は女性が設立した性的虐待事件の被害者を支援する慈善団体に多額の寄付を行うということです。