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金委員長側近ワシントン到着 首脳会談協議

2019年1月18日 10:49

北朝鮮の金正恩委員長の側近、金英哲統一戦線部長が日本時間の18日朝、アメリカの首都ワシントンに到着した。2回目の米朝首脳会談に向けた詰めの協議を行うとみられている。

金部長は1時間ほど前にワシントン近郊の空港に到着した。北朝鮮の高官として約20年ぶりにワシントンに宿泊し、19日はホワイトハウスを訪れ、トランプ大統領と会談するとみられている。

金部長は日本時間の午前9時前、ワシントンに到着した。長時間のフライトだったが疲れを見せず、落ち着いた足取りでホテルへと向かった。19日はトランプ大統領とポンペオ国務長官と会談し、現在ベトナムを軸に調整しているとみられる、2回目の米朝首脳会談の日程や場所などについて詰めの協議を行う見通し。

トランプ大統領は、金委員長との再会談に強い意欲を示していて、19日、金部長と会った後すぐ、米朝首脳会談の開催を発表する可能性もある。ただ肝心の非核化の進め方をめぐっては米朝は対立したまま。

今回、金部長は金委員長からの親書を携えていると報じられているが、制裁の解除が先だとする北朝鮮と、非核化が先だとするアメリカの溝を埋める提案があるのかが焦点となる。