政情不安が続く南米ベネズエラで、観光で入国した日本人女性が国境の封鎖により、ブラジル側に出国できなくなっていることが分かった。

在ベネズエラの日本大使館によると、南部・ボリバル州に滞在していた日本人の女性が、ブラジル側に出国できなくなっていることが２４日までに分かった。

女性は先週、観光目的でブラジルから陸路で入国したが、その後２１日になってマドゥロ大統領が人道支援物資の搬入阻止を狙ってブラジルとの国境封鎖を命じていた。

現在、大使館員が女性が滞在しているサンタエレナデウアイレンに向かっていて、別のルートでの出国が検討されるという。

サンタエレナデウアイレンでは先週末、人道支援物資の搬入をめぐって軍が住民に発砲し、死傷者が出ている。