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世界ではしか ユニセフ、ワクチン呼びかけ

2019年3月2日 3:58

ユニセフ(=国連児童基金)は、日本を含む世界各国で、はしかへの感染が拡大しているとして、子どもへのワクチン接種を呼びかけている。

ユニセフは1日、世界の98か国で、去年、はしかの患者数が前の年より増加していて、はしかの感染が拡大していると発表した。

患者数はウクライナでおよそ3万人増加したほか、フィリピンやブラジルでも1万人以上増えている。

感染拡大の理由についてユニセフは、発展途上国を中心に医療体制がぜい弱なことや、紛争のために十分な治療が提供できないことなどを挙げている。

また、先進国でもワクチンへの誤った理解があるとして、アメリカで集団感染が起きた例を紹介している。

ユニセフは、はしかはインフルエンザより感染力が強く、空気感染する上、感染すると特定の治療法がないとしている。

一方、ワクチンで予防できるとして、各国政府や市民に生後6か月から5歳のすべての子どもにワクチンを接種するよう呼びかけている。