ウクライナ大統領選 人気コメディアン当確
ウクライナで21日、大統領選挙の決選投票が行われ、新人で政治経験のない人気コメディアン、ゼレンスキー氏の当選が確実な情勢となった。
投票締め切り直後に発表された出口調査の結果、ポロシェンコ大統領の25.3%に対し、新人で人気コメディアンのゼレンスキー氏は73.2%を獲得し、圧勝するという予測になった。
開票はまだ続いているが、ゼレンスキー氏は早々と勝利を宣言し、ポロシェンコ大統領も敗北を認めた。
ゼレンスキー氏は経済対策や汚職を巡る既存の政治への不信感を背景に終始、選挙戦を優位に進めてきた。
一方で政治経験がないことから、緊張関係にあるロシアとの関係を巡り、就任後にどのような方針を打ち出すかなど具体的な政策については未知数の部分もある。