アメリカとカナダ首脳が電話会談 トランプ大統領「極めて生産的だった」
アメリカのトランプ大統領は28日、カナダのカーニー首相と電話会談し来月行われるカナダの総選挙の後、直接会って経済問題などで協議することで合意したことを明らかにしました。
アメリカ トランプ大統領
「良い会談だった。我々はカナダや他の国と良い関係を築くことができるだろう」
トランプ大統領は28日、カナダのカーニー首相と電話会談したことを明らかにした上で、「極めて生産的な会談だった。我々は多くの点で意見が一致している」と述べました。
また、来月28日に行われるカナダの総選挙の後、直接会談し「政治やビジネスなどあらゆる要素について協議する」と明らかにしました。
一方、カーニー首相は電話会談後に会見し、「新たな経済・安全保障関係について包括的な交渉を開始することで合意した」と明らかにしました。
またカナダを「51番目の州」と呼ぶなど挑発的な発言を繰り返してきたトランプ大統領が、今回の会談では「カナダの主権を尊重していた」と述べました。
アメリカとカナダの間では、トランプ大統領による関税をめぐり対立が深まっていましたが、首脳同士の会談で着地点の見いだすことができるのかが、次の焦点となります。