中国政府は、中国企業の合法的な権益を損なう外国企業などをリスト化する制度を導入すると発表した。アメリカへの対抗措置とみられる。

中国商務省は３１日、「商業目的ではない理由で中国企業の合法的な権益を損なう外国企業や組織などをリスト化する制度を導入する」と発表した。具体的な措置については近く発表するとしている。

アメリカのトランプ政権が安全保障上の理由から、ファーウェイなどを禁輸対象のリストに加えた事への対抗措置とみられる。

また、中国は日本時間の６月１日午前１時に、アメリカからの輸入品６００億ドル相当の関税を最大２５パーセントに引き上げる報復措置をとる構え。

一方、アメリカは中国からのほぼ全ての輸入品に相当する３０００億ドル分の関税を引き上げる手続きも始めていて、米中の対立はさらに激化する見通し。