スーダン 民主化求めるデモ隊に軍が発砲
北アフリカのスーダンで3日、民主化を求めるデモ隊に軍が発砲し、30人以上が死亡した。
ロイター通信によると、スーダンの首都ハルツームで3日、民主化を求めて座り込みを続けるデモ隊に軍が発砲し、30人以上が死亡したという。デモ隊は「虐殺だ」と批判したが、軍側はデモ隊を狙ったわけではないと主張している。
スーダンでは30年間権力を握ってきた大統領の退陣を求めるデモの拡大を受けて、ことし4月、軍がクーデターを決行。軍主導の暫定統治が行われているが、その後もデモは収まらず、民主化に向けた両者の協議も難航していた。
クーデター以降、最悪の事態に情勢は緊迫している。