ガザ地区でハマス批判…戦闘終結求めるデモ
パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスを批判し、戦闘の終結を求めるデモが起きています。イスラエルによる攻撃でガザ地区の人道状況は悪化の一途をたどっています。
ハマスに抗議するデモは25日、ガザ地区北部のベイトラヒヤなどで発生しました。イスラエルメディアによりますと、ガザ地区北部のジャバリアでは27日も数十人が集まり、「ハマスは出て行け」、「ハマスはテロリストだ」、などと書かれたプラカードを掲げ、抗議の声を上げたということです。ハマスの支配に抗議するデモは3日連続となっています。
イスラエルが攻撃を再開し、支援物資や食料などの供給を止める中、住民たちの不満が高まっているものとみられます。
WFP=国連世界食糧計画は27日、イスラエルによる攻撃で支援活動が深刻な打撃を受けているため、3週間以上も新たな食料を供給できていないとしたうえで、ガザ地区に住む数十万人が深刻な飢餓と栄養失調の危機に直面していると発表しています。