イスラエル軍は24日、パレスチナ自治区ガザ地区にある赤十字の事務所を誤って攻撃したと発表しました。攻撃が激しくなる中、イスラム組織ハマス側は人質2人の映像を新たに公開しました。

ロイター通信によりますと、イスラエル軍は24日、ガザ地区南部のラファにある赤十字の事務所に対し、誤って攻撃したと発表しました。建物内に怪しい人物を確認し、脅威を感じたため攻撃したが、間違いだったことが判明し、事件を調査するとしています。

赤十字国際委員会は、「けが人はいなかったものの、施設への攻撃を強く非難する」とコメントしています。

イスラエル軍は、先週から、ガザ地区への攻撃を再開し、ラファでも地上作戦を始めるなど、戦闘をエスカレートさせていて、今回の攻撃は国際的な非難を浴びることが予想されます。

一方、ハマス側は24日、人質2人の新たな映像を公開しました。停戦合意が事実上、破たんした事で、イスラエルに対し、圧力をかける狙いがあるとみられます。