イスラエル軍、ガザ地区で局所的な地上作戦開始と発表 ハマス反発…再び戦闘が始まる恐れも
パレスチナ自治区ガザ地区をめぐる停戦交渉が停滞するなか、イスラエル軍は19日、局所的な地上作戦を開始したと発表しました。
イスラエル軍は、19日、ガザ地区中部や南部などで、局所的な地上作戦を開始したと発表しました。
ガザ地区を南北に分断する道路「ネツァリム回廊」周辺に地上部隊を再配備したということです。
イスラエルは、1月の停戦合意後、この回廊から部隊を撤退させていましたが今回、ガザ地区の北部と南部の間に緩衝地帯を作るために部隊を投入したとしていて、住民にも避難するよう呼びかけています。
イスラエルはまた、空爆も続けていてロイター通信によりますと19日の攻撃で少なくとも38人が死亡したということです。国連の関連施設も被害をうけ国連職員も1人死亡しました。
イスラエルはイスラム組織ハマスに人質解放を迫るため事実上、停戦を破棄する形で軍事的圧力を強めています。ハマス側は、停戦合意に違反していると反発していて、再び戦闘が始まる恐れが出ています。