タイ警察、拘束の日本人2人“同じミャンマー犯罪拠点の日本人少年通じ救助求めた”

日本政府がミャンマーの犯罪拠点からの救助を要請し、その後、タイ側で拘束された日本人2人について、タイ警察は、同じ拠点に監禁されていた日本人の少年を通じて救助を求めていたことを明らかにしました。
タイ西部のメソトで今月、拘束された日本人2人は20日、バンコクの入管施設に収容されました。
2人については日本政府が、タイ警察にミャンマーの中国系犯罪拠点から救助するように要請していましたが、タイ警察によりますと、2人は先月保護された愛知県の16歳の少年と同じ拠点にいて、面識があったこの少年を通じて救助を求めたということです。
また、2人には暴行の痕があり、「犯罪組織から暴行を受けていた」と話しているということです。
2人がいた拠点には、およそ10人の日本人がいるとみられています。
タイ当局は準備が整い次第、2人を日本に強制送還する方針です。