イランを訪問している安倍首相は、１２日、ロウハニ大統領と会談した。核合意を巡ってアメリカとイランが対立する中、「武力衝突は避けるべきだ」と伝えた。こうした中、トランプ政権はイランへの制裁を強化し、圧力を強めている。

アメリカの財務省は１２日、イラン革命防衛隊が支援する武装組織に武器を密輸したなどとして、イラクを拠点とする企業１社と個人２人を制裁対象に追加したと発表した。安倍首相がイランを訪問し緊張緩和を働きかける中、イランへの圧力は緩めないとの姿勢を強調した形。

一方、トランプ大統領は記者団に対し制裁によりイランがインフレなど多くの問題に直面していると指摘。問題解決のためにはイランがアメリカの懸念に応える必要があると強調した。

トランプ大統領「問題を解決することも可能だが、イランがしなければならないことがある。我々はイランと仲良くやれることを願う」

トランプ政権の硬軟交えた、ゆさぶりが続いている。