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トランプ政権 北“核開発凍結”で決着案か

2019年7月2日 10:44

北朝鮮の非核化をめぐり、アメリカのトランプ政権内で『完全な非核化ではなく核開発の「凍結」』で決着を図る案が浮上していると報じられた。政権高官は完全否定している。

ニューヨークタイムズによると、トランプ大統領が金正恩委員長と3回目の首脳会談を行う前の数週間、トランプ政権内で北朝鮮との交渉再開の基盤作りのため、核開発の「凍結」で決着を図る案が議論されていたという。

これは、北朝鮮にこれ以上、核開発を進めさせないかわりに現存する核兵器の廃棄を求めないもので、ニューヨークタイムズは「北朝鮮を核保有国として容認するもの」と伝えている。

これに対し、ボルトン大統領補佐官は1日、ツイッターで完全否定。「そんな話は聞いたこともない。大統領を邪魔しようとする試みだ」と強く批判している。