米議会“ウクライナ支援”追加予算案の年内承認を断念…予算枯渇の可能性も
アメリカ議会はウクライナを支援する追加予算案の年内承認を断念し、年内にも予算が枯渇する可能性が高まりました。
ウクライナのゼレンスキー大統領は19日の会見で、「アメリカが我々を裏切ることはないと確信している」と述べ、支援の継続に期待感を示しています。
こうした中、アメリカ議会上院の与野党幹部は19日、ウクライナへの軍事支援のための追加予算案について、年内の承認を断念する声明を発表しました。
追加予算について野党・共和党は、「国境警備の強化に使うべきだ」と主張し、与野党が合意する見通しはたっていません。
アメリカ政府高官は年内にあと1回、ウクライナへの支援を行うものの、議会が追加予算を承認しなければ予算が枯渇する恐れがあると警告していました。