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ダウ371ドル高 中国貿易統計に好感

2019年8月9日 7:16

8日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は中国の貿易統計が市場予想を上回り、世界経済の減速懸念が和らいだことで買い戻しが広がり、ダウ平均株価は大幅に反発して取引を終えている。

8日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、前の日の終値から371ドル12セント値を上げ2万6378ドル19セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も176.33ポイント上げて、8039.16で取引を終えている。

この日は中国の7月の貿易統計で輸出が市場予想を上回ったことで世界経済の減速懸念が和らぎ朝方から買い戻しが先行した。また、中国はアメリカと為替をめぐっても対立しているが、中国人民銀行が8日、設定したアメリカ・ドルに対する人民元の基準レートについて市場の予想よりも元高だと受け止められたことも買いの材料となった。

中国との関係が深い銘柄が買われたほか、アメリカの長期金利の低下が一服したことで金融関連株にも買いが入ったこともあり、ダウ平均を構成する30銘柄すべてが上昇して取引を終えている。

市場関係者は「引き続き貿易と為替で対立している米中の関係が市場の最大の関心事になるだろう」と話している。

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