スー・チー氏率いる「国民民主連盟」選挙へ登録せず“政党資格を失った” ミャンマー軍発表
クーデターによりミャンマーで実権を握る軍は28日、アウン・サン・スー・チー氏が率いる政党、国民民主連盟について、選挙のための登録をしなかったとして、政党資格を失ったと発表しました。
ミャンマーでは、クーデターで実権を握る軍が、総選挙に向けた新たな政党登録の手続きを進めていて、28日が期限でした。
軍に拘束され有罪判決を受けたスー・チー氏が率いる政党、国民民主連盟は、この手続きを拒否していて、国営メディアは28日、国民民主連盟が政党資格を失ったと発表しました。
国民民主連盟は2020年の総選挙で圧勝しましたが、軍は不正があったと主張し、今後、総選挙をやり直すとしています。しかし、スー・チー氏に加え、その政党も排除する形となり、市民の反発が広がるものとみられます。