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香港デモ「170万人」収束の見通しなし

2019年8月19日 0:56

香港では18日も、「逃亡犯条例」改正案などをめぐる大規模なデモが行われた。暴力行為を避ける様子が目立つ一方、毎週行われるデモが収束する見通しはない。

日本時間の18日午後3時に始まった抗議集会には、主催者発表で170万人が参加し、「逃亡犯条例」改正案の完全撤回や、警察による暴力を捜査することなどを訴えた。

警察は集会のみ許可し、デモ行進は認めていなかったが、会場に入れなかった参加者らは次々と路上に流れ出し、デモ行進を始めた。

今回は、デモの主催団体が「非暴力的なものにしよう」と呼びかけたこともあり、これまでのところ警察との大きな衝突は起きていない。

集会の参加者「警察が、私たちを規制せず、圧力もかけてこなければ、私たちはいつも平和的にデモを終わらせる」

一方、2か月以上続くデモが収束する見通しは立っておらず、中国当局も、香港に隣接する中国・広東省深センに武装警察を集めるなどけん制を強めていて、先行きは不透明。