米NY8人殺害“トラック暴走”テロ 男に仮釈放なしの終身刑 バイデン政権下の連邦裁判で初の死刑判決は出ず
アメリカ・ニューヨークで2017年に起きたテロ事件で、8人を殺害した罪などに問われた男に対し、陪審団は13日、仮釈放なしの終身刑とする評決を出しました。
この事件は、2017年10月、ニューヨーク・マンハッタンの自転車道で、サイフーロ・サイポフ被告がトラックを暴走させ8人が死亡したものです。
現地メディアによりますと、これまでの裁判でサイポフ被告は、過激派組織「イスラム国」のために犯行を行ったことを認め、すべての起訴内容について有罪を言い渡されていました。
死刑廃止を目指すバイデン政権下で行われた連邦裁判で初めて死刑判決が出るかどうか注目されていましたが、陪審団は13日、死刑に必要な全会一致には至らず、仮釈放なしの終身刑とする評決を出しました。