米・下院で初の「中国特別委員会」公聴会、トランプ前政権の補佐官ら証言 “中国は敵ではない”掲げ妨害の騒ぎも
米中関係が緊張する中、アメリカの議会下院は28日、中国に関する問題を集中的に扱う特別委員会の公聴会を初めて開きました。
特別委員会は、下院で多数派を握る野党・共和党が主導して新たに設置されたもので、初の公聴会ではトランプ政権で大統領補佐官を務めたマクマスター氏やポッティンジャー元大統領副補佐官らが証言しました。
共和党 ギャラガー委員長「これは21世紀の生活がどのようなものになるかを決める闘いだ。最も基本的な自由が危機に瀕(ひん)している」
マクマスター元大統領補佐官「この委員会は緊急かつ重要だ。アメリカはあまりにも長い間、中国共産党との競争に後れをとってきたからだ」
マクマスター氏が証言をした際、「中国は敵ではない」というプラカードを掲げた女性が審議を妨害する騒ぎもありました。
議会では中国への警戒感が超党派で広がっていて、政権の対中政策に影響を及ぼす可能性もあります。