ヨーロッパ首脳ら、パリで緊急の非公式会合を行う見通し
ウクライナでの戦闘終結に向けたアメリカとロシアの接触が活発化する中、フランスのパリでヨーロッパ首脳らが緊急の非公式会合を行う見通しであることがわかりました。
アメリカのトランプ政権は、ウクライナでの戦闘終結に向け、ロシアとの接触を活発化させていますが、ヨーロッパを交渉に参加させずに進める姿勢が鮮明になっています。
ロイター通信は15日、こうした状況への対応を話し合うため、フランスのマクロン大統領が、ヨーロッパの首脳らに非公式会合の開催を呼びかけていると報じました。
会合は17日にパリで開かれる見込みで、イギリスのガーディアンによると、ウクライナのNATO(=北大西洋条約機構)加盟についてのヨーロッパの姿勢や、戦闘の終結後、ウクライナの安全をどのように保証するかなども話し合われるということです。
会合にはイギリス、ドイツ、イタリア、ポーランドの首脳とNATOのルッテ事務総長が招待され、イギリスのスターマー首相は会合でとりまとめた意見を、近日中に予定されているアメリカのトランプ大統領との会談で直接、伝達するということです。