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トランプ大統領、FRBに大幅利下げ迫る

2019年9月12日 7:19

アメリカのトランプ大統領は初めてマイナス金利に言及し、中央銀行にあたるFRB(=連邦準備制度理事会)に対し、大幅な利下げをするよう迫った。

FRBは7月に10年半ぶりの利下げに踏み切り、政策金利は2%台になっている。これについてトランプ大統領は11日、ツイッターで「FRBは政策金利をゼロかそれ以下にすべきだ」と要求した。他の国はすでにそうしているのにパウエル議長が認めないと批判し、「愚か者」とこきおろした。

来年の大統領選を控え、景気の拡大を維持したいトランプ大統領が、FRBの来週の会合を前に初めてマイナス金利に言及し、大幅な利下げを迫った形。

大統領の再三の圧力にパウエル議長は、金融政策の決定に「政治的な要因を考慮しない」と強調してきた一方で、来週の会合での小幅な利下げを示唆している。