中国不動産大手・恒大集団の会長が警察の監視下に 米メディア報道
アメリカメディアは、経営再建中の中国の不動産大手・恒大集団の会長が、警察の監視下に置かれていると報じました。
アメリカのブルームバーグ通信は27日、恒大集団の許家印会長が、今月初めに中国の警察に連行され、指定された場所で監視されていると報じました。監視下に置かれている理由は分かっていないとしています。
中国メディアによりますと、恒大集団をめぐっては、元最高経営責任者ら2人が中国当局に拘束されたことが明らかになっています。
また、傘下の企業が中国当局による捜査を受けているため、「新たな社債を発行できない」と発表するなど、経営の混乱が続いています。
25日が期限だった人民元建ての社債およそ820億円の元本と利息も支払えておらず、経営再建が不透明となっています。