経営危機の中国不動産大手「碧桂園」、債務不履行いったん回避
経営危機に陥っている中国不動産大手「碧桂園」が、期限直前にドル建て社債の利息の支払いを済ませたことがわかりました。債務不履行はいったん回避された形です。
ロイター通信によりますと、不動産大手「碧桂園」は、先月初めにドル建て社債の利息の支払いが滞り、30日間の猶予期間に支払えなければ、債務不履行に陥る可能性が指摘されていました。
支払いの期限は5日だったとみられていますが、碧桂園は、この期限が切れる数時間前に、利息あわせて33億円を支払ったということです。
また、今月期限を迎えた人民元建ての社債についても、返済を3年延期することで債権者の合意を得ています。
ただ、碧桂園のことし6月までの半年間の決算はおよそ9800億円の赤字で、年内には他の社債の利払い期限も迎えるため、厳しい経営状況は続くとみられています。