非核化 北が米の“段階的解決”に期待感
北朝鮮外務省は20日、アメリカのトランプ大統領がボルトン前大統領補佐官を解任したことを評価する談話を発表し、非核化をめぐり、アメリカが「段階的な解決」を選ぶことに期待感を示した。
トランプ大統領は先週、ボルトン前補佐官を解任し、ボルトン氏が非核化を進めた後に体制が覆されたリビアの事例を持ち出していたことを批判した。
これについて北朝鮮外務省は談話で、「トランプ大統領の賢明な政治的決断を歓迎する」と評価。「近く米朝協議が行われる」とした上でアメリカが「段階的な解決」を選ぶことに期待感を示した。
北朝鮮は4日前の談話で非核化を進める見返りとして、体制の保証などを改めて求めている。
また、20日の談話ではアメリカとの実務者協議でキム・ミョンギル巡回大使が首席代表を務めることが明らかになった。キム・ミョンギル氏は前に駐ベトナム大使を務めていた人物とみられている。