アメリカのトランプ大統領は22日、就任の関連行事で礼拝に参列した際、自らに性的マイノリティーや移民への慈悲の心を持つよう諭した司教に対し、謝罪を求めました。

トランプ大統領は21日に行われた就任関連の行事でワシントンの大聖堂を訪問した際、司教から性的マイノリティーや移民がおびえているとして「慈悲の心を持ってください」と諭されました。

ワシントン大聖堂司教
「今、この国でおびえている人々に慈悲を」「ゲイ、レズビアン、トランスジェンダーの子供たちは民主党、共和党、無党派層のどの家庭にもいて、命の危険におびえている人たちもいる」

トランプ氏は22日のSNSへの投稿で、「司教は急進左派で強硬なトランプ嫌いだった」「とても無礼な方法で教会を政治の世界に持ち込んだ」などと批判しました。

また、司教は「移民の大多数は犯罪者ではない」と諭していましたが、これについても、「私たちの国に入り、殺人を犯した大量の不法移民に言及しなかった」などと主張し国民に対する謝罪を求めました。