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スペイン 11月にやり直し総選挙実施へ

2019年9月24日 12:47

今年4月に総選挙が実施されたばかりのスペインで、少数与党による、他党との連立協議が不調に終わり11月にやり直し総選挙が実施されることが決まった。

4月に実施されたスペイン総選挙では、中道左派の社会労働党が第1党となったものの、下院で過半数を獲得できず、他党との連立協議を続けてきた。しかし、閣僚ポストを巡って政党間の協議は不調に終わり、憲法の規定による期限の23日までに新たな首相を指名することができなかった。

これを受け、スペインの上下院は24日に解散し、やり直し総選挙が実施されることが決まった。投開票は11月10日に行われる予定だが、現地メディアの世論調査によると、社会労働党は現状では、下院で過半数に届かず、総選挙後も混乱が続く恐れがある。

スペインでは政権の弱体化が止まらず、総選挙は4年間で4度目となる。