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追加利下げの期待高まり、ダウ122ドル高

2019年10月4日 7:16

3日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、発表された経済指標が市場予想を下回り、景気減速への懸念がさらに強まったことで、追加利下げへの期待が高まり、ダウ平均株価は反発して取引を終えている。

3日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、前の日の終値から122ドル42セント値を上げ、2万6201ドル04セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も87.02ポイント上げて7872.27で取引を終えている。

この日に発表されたアメリカの製造業以外に関する経済指標は市場予想を下回った。これを受け、アメリカ景気の減速懸念がさらに強まったことで幅広い銘柄が売られ、ダウ平均株価の下げ幅は一時、330ドルを超えた。

しかし、売りが一巡した後は、景気減速への懸念を背景に、景気を下支えする効果がある追加利下げへの期待が高まり、買いが優勢となった。また、前の日までの2日間で830ドル以上下げた反動もあり、ダウ平均株価は最終的には122ドル高で取引を終えた。

市場関係者は、「明日は9月の雇用統計が発表されるため、その内容に市場は注目している」と話している。