ロンドン市 ウーバーのライセンス更新拒否
イギリスのロンドン市当局は25日、配車サービス大手「ウーバー」の営業ライセンスを更新しないと発表した。安全性やセキュリティー面で不備があったとしている。
ロンドン市当局は、システムの不備が原因で、認可を受けていない人物がウーバーの正規の運転手になりすまし客を乗せる違反行為が、少なくとも1万4000件確認されたと発表。「乗客を危険な状態にさらした」などとして、ロンドン市内におけるウーバーの営業ライセンスの更新を拒否した。
これに対してウーバーを運営する現地法人は、裁判所に不服申し立てを行う方針を表明した。
営業ライセンスは25日で失効するが、審理が続いている間は営業を続けることができる。
ウーバーによると、ロンドン市内では約350万人が定期的に配車サービスを利用しているという。