民主派圧勝選挙後初 香港政府トップが会見
香港の区議会議員選挙でデモ隊の後押しを受けた民主派が圧勝したことを受けて、政府トップは26日、「政府への不満を表す選挙だった」と反省を口にした。
林鄭月娥・行政長官「今回の選挙は、政府に反対し、政府への不満を表す選挙になっていた」
香港政府のトップ林鄭長官は厳しい表情で今回の選挙を総括した。
24日に行われた区議会議員選挙では、デモ隊の後押しを受ける民主派が全体の8割以上の議席を獲得して圧勝した。
ただ、林鄭長官は、今もデモ隊が求めている普通選挙の実施や警察の暴力的行為を調べる独立調査委員会の設置など、4つの要求については、踏み込んだ発言はせず、これまで通り「実質拒否」の姿勢を変えなかった。
また、選挙結果を受けて、「中国政府から責任を問われてはいない」とも話している。