韓国の尹錫悦大統領の非常戒厳をめぐり、尹大統領が25日に予定されている韓国の合同捜査本部の出頭要請に応じない方針であることが分かりました。

非常戒厳をめぐり、韓国警察などの合同捜査本部は尹大統領を内乱などの疑いで捜査を進めています。

合同捜査本部は尹大統領に対し、25日午前10時に出頭するよう要請していましたが、韓国メディアによりますと、尹氏に近い弁護士は24日、「出頭は難しいと考えている」と明らかにしました。

尹大統領が捜査よりも憲法裁判所での弾劾審判を優先する考えを示しているとしています。

尹大統領は、捜査本部が送った出頭を求める書面も受け取りを拒否していて、出頭には応じないものとみられます。

捜査本部は、今後も出頭に応じない場合は逮捕状を請求することも検討しています。