イスラエル、ハマス最高幹部“殺害”発表 ガザ地区への軍事作戦で
イスラエルは17日、パレスチナ自治区ガザ地区でおこなった軍事作戦で、イスラム組織ハマスの最高幹部ヤヒヤ・シンワル氏が死亡したと発表しました。
イスラエル軍は17日、ガザ地区南部でおこなった作戦で、ハマスの最高幹部シンワル氏を殺害したと発表しました。歯型やDNA鑑定によって、同時に殺害した3人のうち1人がシンワル氏だと特定したということです。
シンワル氏は、去年10月のハマスによるイスラエルへの攻撃の首謀者とされていて、ことし8月、ハマスの最高幹部に選ばれていました。
イスラエルのネタニヤフ首相はビデオ演説をおこない、「この暗殺は、ハマスによる支配が衰退する重大な節目だ」と述べ、「人質が解放されるまで戦い続ける」と強調しました。
イスラエル政府によりますと、アメリカのバイデン大統領とネタニヤフ首相が17日、電話会談し、人質解放を進める好機であるという認識で一致し、目的を達成するため、協力していくことで合意しました。会談後、バイデン大統領は「戦争を終わらせ、人質を解放する時が来た」と強調し、ブリンケン国務長官を近く、イスラエルに派遣することを明らかにしました。