米中国防相が電話会談 “ウクライナ情勢”意見交換
アメリカのオースティン国防長官と中国の魏鳳和国防相が20日、電話会談しウクライナ情勢などで意見交換しました。
アメリカ国防総省と中国国防部によりますと会談ではウクライナ情勢や台湾問題などで意見交換しました。
ウクライナ情勢をめぐっては、バイデン政権がロシア寄りの姿勢を崩さない中国をけん制してきましたが、魏国防相は「ウクライナ問題を利用して中国をおとしめたり圧力などをかけるべきではない」と述べたということです。
また、魏国防相は「台湾問題が適切に処理されなければ、米中関係に有害な影響が及ぶ」と述べた上で「中国軍は主権と領土を断固として守る」と述べ台湾との関係強化を進めるアメリカ側を強くけん制しました。
米中の国防トップによる会談はオースティン氏の国防長官就任後初めてとなります。